4KS木更津市大和 1-2-4☎0438-23-8181木更津市ほたる野 4-4-9☎0438-98-9701ホームページ https://www.chibabank.co.jp/木 更 津 支店木更津東支店あふれる活力を、次のサービスへ。木更津支店T E L 0 4 3 8 - 2 3 - 7 3 1 1~長引く事業コスト増加により厳しい業況~ 木更津商工会議所では、市内の事業者を対象に、肌で感じるLOBO調査(早期景気観測)を実施した。 今回の調査では、全業種の業況DIが▲8.7%となり、前回(令和7年1月~3月期)の▲26.1%から大きく改善したものの、依然としてマイナス圏にとどまっている。業種別に見ると、建設業が20.0%、サービス業が14.3%とプラスに転じた一方で、製造業(▲25.0%)、小売業(▲75.0%)は引き続き厳しい状況にあり、業種間で景況感の差が見られる。先行き見通しについても全業種で▲26.1%となっており、慎重な見方が根強く続いている。 売上高についても同様に全業種で▲8.7%となり、前回の▲30.4%から改善が見られるが、製造業(▲25.0%)、小売業(▲50.0%)などではマイナス傾向が継続しており、物価高騰による個人消費の減退や価格転嫁の難しさが影響していると考えられる。 事業コストについては、全業種で▲60.9%と引き続き高いマイナス水準にあり、特に小売業では▲100.0%と、全ての回答がコスト増となっている。今後の見通しについても▲56.5%となっており、多くの事業者がコスト上昇を懸念している状況である。一方、雇用状況に△調査期間 令和7年7月7日~令和7年7月25日 △調査対象 市内70事業所(うち40事業所回答)① 前年同期② 先行き見通し① 前年同期② 先行き見通し① 前年同期② 先行き見通し① 前年同期② 先行き見通し① 前年同期② 先行き見通し① 前年同期② 先行き見通し業況売上高事業コスト雇用状況設備投資資金繰り※①前年同期比(令和6年4月~6月) ②先行き見通し(令和7年7月~10月)ついては、前年同期比で全業種が21.7%のプラスとなり、特に建設業では40.0%と大きな改善が見られた。先行きについても全業種で4.3%のプラスとなっており、人手不足への対応や今後の業務拡大に備えた採用意欲が高まりつつあることがうかがえる。また、設備投資についても全業種で4.3%のプラスとなっており、前回に引き続き、省力化や業務効率化を目的とした前向きな投資が進んでいるとみられる。特に建設業では20.0%と高い水準のプラス回答が見られた。 資金繰りについては▲17.4%となり、前回調査(▲21.7%)からは改善傾向が見られるものの、依然として厳しい資金状況が続いている。 今回の景気動向調査では、物価高騰やコスト増など経営環境の厳しさが続く一方で、雇用や設備投資においては前向きな動きも見られ、全体としてはやや改善の兆しが見受けられる結果となった。 ご協力をいただきました各事業所様には感謝申し上げます。この結果を会員の皆様にお伝えし、今後の事業活動に少しでもお役に立てればと考えております。※DIとは景気動向指数で、「プラス」もしくは「マイナス」と答えた回答割合の差を業種ごとに算出しています。変化方向がプラスである割合をパーセントで示しています。ちばぎんは、地域の未来を育みます。景気動向調査 集計結果 R7.1~R7.3全業種☁☁☁☁☂☂☁☁☁☁☁☁建設業☁☁☁☁☁ / ☂☁ / ☂☁ / ☀☁☁☁☁☁製造業☁☁☁☁☂☂☁☁☁☁☁☁サービス業☁☁☁☁☁ / ☂☁ / ☂☁☁☁☁☁☁観測記号卸売業☁☂☁☂☂☂☁ / ☂☁☁☁☁☁小売業☂☂☂☂☂☂☁☁☁☁☂☂外国人材活用セミナー「ゼロから始める外国人雇用の進め方」を開催しました! 木更津商工会議所が人手不足への対応策の一つとして会員企業の皆様にご提案している外国人材活用に関する事業の一環として、令和7年7月14日(月)に「ゼロから始める外国人雇用の進め方」と題し、「技能実習」「特定技能」「育成就労」などの就労系在留資格の違いや、特定技能制度活用の条件やメリット、不法就労など外国人雇用の注意点や今後の法改正への対応、外国人材の効果的な採用方法と定着のポイントなどについて、オリエントヒューマンデザイン㈱代表取締役の落合史典氏に講演をいただきました。またベトナムダナン市より、現地の送出し機関であるクイカン有限会社のグエンフークイ様にもお越しいただき「ベトナム人材の最新の状況」などについてリアルなお話をいただきました。特に印象的だったのは、現在不景気であるベトナムから海外を就労先として見たときに、韓国は労働環境が厳しい、ドイツは高収入のチャンスがあるが語学の習得が難しい、結果として円安ではあるものの日本への就労が再び人気が出て来ているとのことでした。 セミナー参加企業は22社・23名、木更津市産業振興課や当所職員なども参加しました。またセミナー後に個別相談会も実施し、3事業所の方が個別相談を受けられました。 本事業は当所の目玉となる施策のため、啓蒙セミナーや個別相談会、当所が「人材に関する覚書」を連携しているベトナムダナン市の視察ツアーなども引き続き実施していきます。景気観測調査 令和7年4月~6月期 早期景気観測コメント
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