商工きさらづvol.843
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の運営に積極的に取り組んでまいります。 一方、次の世代に繋ぐための新たな事業として、3つの事業に取り組みます。 一つ目は、近年、当地域で創業・起業をする方が増えており、その方々が将来地域を牽引する人材に育って欲しいという想いから、次世代を担う経営者の育成と支援に取り組みます。 二つ目は、海外への販路開拓支援です。中小企業・小規模事業者においても、売上げアップのために新商品・新サービスの開発と同様に、販路の開拓が必要不可欠なことから、越境ECも含め海外への販路開拓の支援に取り組みます。 また、三つ目は、慢性的な人手不足に対応するため、市との連携のもと、外国人人材雇用のためのスキームを構築し、労働力確保に向けた支援を行います。 そのため、昨年度は、ベトナム・ダナン市の5つの大学と人材支援に関する覚書を締結し、12月には企業と学生とのマッチングセミナーを開催し、3月には各大学での学生面談を行いました。 当会議所は、上記のほか、次に掲げる重点施策を柱に、地域の総合経済団体として、企業を元気にする活動、地域経済を元気にする活動に積極的に取り組み、さらに「頼りになる商工会議所」、「なくてはならない商工会議所」を目指してまいります。 重点事業は次の通り。一.経営相談機能の強化二.インボイス制度、電子帳簿保存法、働き方改革などへの 収支予算では、一般会計及び6特別会計が原案通り承認されました。予算総額は270,378千円となりました。対応支援や情報提供三.地域の活性化四.政策提言機能の強化五.会員組織強化と財政基盤強化の推進六.部会・委員会活動の活性化七.広域連携の推進八.次世代経営者の育成と支援九.海外への販路開拓支援十.外国人人材受け入れについての支援君塚 美稀 3月28日(金)に東京ベイプラザホテルにおいて通常議員総会を開催しました。総会では池田会頭が議長となり、監事及び常議員の変更、令和7度事業計画及び収支予算の9議案が上程され、議案すべてが可決承認されました。 監事及び常議員の変更では、監事に藤原直人氏【㈱京葉銀行 木更津支店】、常議員に吉田与一郎氏【千葉信用金庫 木更津支店】の就任が承認されました。 事業計画は次の通り。 昨年は元日の能登半島の大地震から始まり、記録的な猛暑や南海トラフ大地震臨時情報の発表など、これまで以上に自然の厳しさを実感する一年でありました。 また、円安等による原材料やエネルギー価格の高騰、そして慢性的な人手不足などにより、中小企業・小規模事業者の経営状況は依然不透明な状況にございます。 2020年から拡大した新型コロナウイルス感染症は、私たちの社会や暮らしを大きく変えました。DX(デジタルトランスフォーメーション)、SDGs、カーボンニュートラルなど、時代の変化への対応も求められております。中小企業・小規模事業者においても、生き残るためにはこれら環境の変化にあわせた「自己変革」が必要です。 当会議所は、商工会議所の創設者である渋沢栄一翁の「逆境の時こそ、力を尽くす。」という言葉を胸に刻み、「一番身近な相談先」として自己変革に挑む経営者を全力で支えてまいります。 そのため、第一に「経営相談機能の強化」を図ります。中小企業相談所と産業・創業支援センター(らづ-Biz)の2つの経営支援機関を持つという特長を最大限に活かし、連携することで会員事業所の多様なニーズや課題に幅広く対応してまいります。 第二として、インボイス制度や電子帳簿保存法、働き方改革などの対応に注力いたします。 また、地域の活性化については、引き続き、地域経済の循環と消費を高め、地域経済と地域コミュニティの活性化を図る電子地域通貨アクアコインの更なる普及に向け、市および君津信用組合と連携し取り組むとともに、中心市街地活性化についても、市や関係団体等と連携し、「中心市街地活性化協議会」並びに中心市街地整備推進機構であります「(一社)まちづくり木更津」〈退職者〉令和7年3月31日付▶中小企業相談所 所長 関本 一成〈新入職員〉令和7年4月1日付▶中小企業相談所 記帳指導職員 君塚 美稀2人事異動のお知らせ令和6年度 第2回通常議員総会 ~令和7年度事業計画及び収支予算を承認~

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