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ベトナム ダナン市視察研修報告
7月24日から28日に、木更津市・(一社)木更津市観光協会及び当所が共同してベトナムのダナン市への視察研修を開催しま
した。
視察研修には、渡辺市長を始め、当所から鈴木会頭、池田副会頭など3団体から22名が参加しました。
これは、木更津市がベトナムのダナン市と「友好協力関係構築に関する覚書」の調印式及び日本の友好関係に各自治体が参
加する「ダナン越日文化交流フェスティバル2019」が行われることに合わせ、7月24日から28日に開催したものです。
ダナン市に到着した7月24日には、宿泊したホテルの会議室において、
「ベトナム最新経済情報」をテーマに独立行政法人日
本貿易振興機構(ジェトロ)ハノイ事務所の北川所長から講演をいただき、引き続き三日月のダナン進出について、龍宮城スパ
ホテル三日月の藤縄支配人から概要について説明がありました。三日月は、13haの敷地に500室のホテルや温泉、レストラン等
を建設し、投資額は120億円で、2020年6月に温泉ドーム等をオープンし、2021年4月にホテルをオープン予定です。
技能実習生の送出し機関を視察
7月25日にダナン市にあるベトナム認定送出し機関である「CosevcoTradeandImport-ExportConstructionJoint
StockCompany(COSEVCO‐IMEX)」を視察しました。
取締役社長・会長のレ・スアン・クアン氏や在ベトナム日本国大使館一等書記官の林幹雄氏が出席し、送出し機関の状況に
ついて説明がありました。この機関では、年間400人を送り出しており、今までに1500人を送り出しているとのことです。建物の1
階では、溶接コースの実習を行っており、日本から技術者を招き、20人程度が訓練を行っていました。
今年4月から新しい在留資格の特定技能が導入されたことにより、技能実習生の送り出しを一時ストップするなど、日本の法
律改正の影響が見られました。
今後、覚書の調印に伴い、多くのベトナム人が木更津に技能実習生として来ることが想定されます。人材不足から横浜市など
多くの自治体がダナン市と友好関係を締結し、受入れを進めています。木更津でも、介護事業所等、多くの業者で人材不足で
困っています。受け入れされる企業だけでなく、市民一人一人が親交を深めることにより、
「日本に行くなら木更津」と思ってもら
うことが大事であると感じました。
ダナン市と木更津市の友好協力関係構築に関する覚書調印式及びフェスティバルに参加
7月26日に友好協力関係構築に関する覚書調印式がダナン市役所において行われました。
調印式にはダナン市からダナン人民委員会フィン・ドゥック・トー委員長他、人民委員会関係者、木更津市から渡辺市長、三
日月グループ小高代表及び視察参加者などが出席し行われ、覚書は、文化交流や観光、技能実習生の受入れ等で友好協力関
係を発展させ、相互理解を深めることを目的に取り交わすもので、この覚書調印式に当たっては、三日月グループが、ダナン市に
ホテルを建設することをきっかけに、小高代表が両市の間を仲介し、実現にいたったものです。
前日の25日には、
「ダナン越日文化交流フェスティバル2019」の開会式・レセプションがダナン市内のホテルで開催されまし
た。ダナン市と友好関係にあるフェスティバルに参加した日本の各自治体等にフェスティバル実行委員長から感謝状が贈呈され
ました。
調印式後の26日の夕方からは、ダナン市に架かるドラゴン橋の麓の広場を会場に「ダナン越日文化交流フェスティバル2019」
が開催され、日本の各自治体等が参加し、賑やかに行われました。木更津市からは、観光協会が出店し、観光パンフレット等を
配布して、木更津の観光PRを行った。セレモニーでは、渡辺市長が参加した自治体を代表して挨拶を行い、引き続き、舞台上で
視察参加者と三日月の現地従業員の約100名が木更津の代表的なお祭りとして「やっさいもっさい」を踊りました。
通常の旅行では見ることができない場所や式典等に参加でき、また参加者同士の交流を深めることができ、有意義な視察で
ありました。
報告者 鶴岡英樹